自己を知り、世界とつながる
ヒトはアタマで考え、ハラで感じ
この世界と向き合ってきた、ちょっと変わった生き物です
アタマによって生み出される世界は、あくまでバーチャル
身体の中心にあるハラは、行為(動作)の起点であり、生命の源
私たちは、そこに生物的なリアリズム
実体としての「生きる力」が存在していると感じます
ハラの感覚を養い、「古くて新しい」カラダの智慧を共有していくことが
この世界とつながる、すべての始まり
アタマからハラへ、二つの回路をつなぐ融合は、いますでに始まっています
さまざまな分野に学び、体験し
こうした感覚を取り戻していく過程で実感するようになったのは
心身の基礎となる《食》の大切さ
そして自分が暮らし、仕事をする《場》の影響の大きさでした
2013年、ハワイの大自然に魅せられたことをきっかけに、三浦半島の葉山に移住
以来、都市と自然、日常と非日常を行き来しつつ
内なるスピリチュアリティ(霊性)、身体感覚を磨いてきました
内なるスピリチュアリティは、古い歴史の地層のなかに眠っています
近代の地層を掘り起こしていくなかで見出せる、ヒトの無意識層に宿った「生きる智慧」にこそ
いまの世の中の行き詰まりから抜け出すKEYがあると実感します
複雑化の一途をたどる世界のなかで、ヒトは自我が肥大化し
環境を破壊する異分子のように変わってきましたが、それでも生きることが許され
こうしているいまもなお、過去から未来へ進化と変容の旅を続けています
ボディの進化は微々たるものですが、マインドは目まぐるしく変化し
いまスピリット(意識)を覚醒させる次のステージへと向かおうとしています
それは一見すると先へ先へと進む道のように見えて
じつは過去を振り返り、思い出す道でもあるでしょう
すでに知っているもの
初めからわかっていること
一貫して変わらないもの
そうした暗黙知的な世界へと自己を接続し
「失われた叡智」を取り戻すべく必要な《場》と《情報》を提供していく
それが私たちの仕事であり、使命だと感じています
長沼敬憲 Takanori Naganuma
Tissue Style Editor。
ハンカチーフ・ブックス編集長。
サイエンスライター。
NPO法人日本セルフメンテナンス協会理事。
山梨県生まれ。30代より医療・健康・食・生命科学・歴史などの分野を取材、
書籍の企画・編集・著者プロデュースに取り組む。
著書に、『腸脳力』『ミトコンドリア“腸”健康法』『ゆるむ! 最強のセルフメンテナンス』
『フードジャーニー〜食べて生きて、旅をして、私たちは「日本人」になった』など。
エディターとして、累計50万部に及ぶ「骨ストレッチ」シリーズをプロデュースしたほか、
医師、研究者、ボディワーカー、施術者など
様々な分野の第一人者の書籍の制作を手がけてきた。
2013年、三浦半島の葉山に移住。
2015年12月、パートナーの長沼恭子(kyon2)と「ハンカチーフ・ブックス」を創刊、編集長に就任。
2020年4月、NPO法人日本セルフメンテナンス協会を本格始動。
旅のプロジェクト(nowhere JAPAN)と連動させながら、
日常と非日常、身体の内と外、ローカルとグローバル、
日本と世界をつなぐゆるやかなネットワーク、コミュニティの構築に取り組んでいる。
また、新型コロナウィルスのパンデミックの渦中に出会った「対話」(dialogue)を通じ、
取材・インタビュー・書籍編集など制作プロセス全般に対話的手法を取り入れた、
独自の制作スタイル「Tissue Style」を開発。
各分野のクリエイター・研究者と共創しながら、
書籍の枠にとどまらない「ものづくり」を展開している。
著書
・『腸脳力』(BABジャパン)
・『この「食べ方」で腸はみるみる元気になる!』(三笠書房)
・『僕が飼っていた牛はどこへ行った?』(藤田一照・共著 ハンカチーフ・ブックス)
・『最新の科学でわかった! 最強の24時間』(ダイヤモンド社)
・『ミトコンドリア腸健康法』(日貿出版)
・『フードジャーニー』(ハンカチーフ・ブックス)
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長沼恭子 Kyoko Naganuma(kyon2)
株式会社サンダーアールラボ代表。
Tissue Style Editor。
ハンカチーフ・ブックス発行人。
獣医師として臨床、研究に携わるなかで「病気を治す」ことへの疑問が芽生え、
動物から人へと関心が向かう。
その後、心理学(カウンセリング)の探究を経て、
食事療法(食養生)、ヒーリング、生命哲学などを学びつつ、
ハワイ、ペルーの先住民文化に触れたことを機に、
日本各地の磐座、森、遺跡、神社などを逍遥、
神話、宗教、言霊などに対する体験的理解を深めていく。
また、瞑想、坐禅、ヨガ、ボディーワークなどの探求を通し、
身体とたましいのつながりを自覚していく。
2013年、パートナーの長沼敬憲とともに三浦半島の葉山に移住。
2021年、対話(ダイアローグ)を学んだことを機に、
自然と人・社会のつながりを実感。
また、4年半にわたる難病の父の介護を通して、対話することの根源的な意味、
コア・ブランディングの重要性にめざめる。
「ピンクの地球」をたましいの救済のビジョンととらえ、
doing by beingを体現する生き方を日々続けている。